06.09.2006
「あーあ」の日々
今日、仕事中にわたしが内線電話に対応していたときのこと。
突然、同じ部署のエースさんがわたしの書類受けをいじり始めた。
何かを探しているようすだ。
なんだろう。エースさん宛のFAXでも間違えて持ってきちゃったんだろうか、わたし。
受話器を置きながらエースさんのほうを向くと彼は言う。
「作ってって頼んだ書類さあ、早くやってくんない?」詰問風味。
とうに作って彼の書類受けに入れておいたわたしは
「新しく作ったのと元になっているの、両方ともエースさんの書類受けに入っていますよ。」と
その受箱を手で示しながら言った。見ていなかったのかな、だいぶ前に入れておいたんだけどな。
いぶかしく思う気持ちは笑顔の下に隠すことにする。すると、
「あ。」
エースさんの口から出たのは、あ、のひとことだけだった。
自分の受け箱を探さず、相手に詰めより、自分のところにあったと知って、「あ。」そして彼は
自分の仕事に戻る。わたしも無言で自分の仕事に戻る。あ、に対して適切な返事は
あいにく持ち合わせていない。
ありがと。
いや、あるいは
ごめん、慌てちゃってさ。 とか。
そんな言葉があれば、きっとわたしも「ありますあります、そういうこと」とかいう
ありふれたことばを口にするのだろう。
そしてそれぞれの仕事に戻った瞬間に脳みそから消えてしまうできごとだ。
でも、ひと言足りなかったというそれだけでわたしに何かをうっすらと残す。
一瞬だけれど、心地よくはない何かだ。あーあ。
「あーあ」の日々もあと残りわずかである。
みんな、言葉が足りないんだ。俺も含めてなんだけど。
今は会うことのないダンディMが、2年前に見せたはにかみ笑いが懐かしい。
*この日記は昨日からのカニィ夫との「間違い電話談義」から派生しています。わたしの中では。
突然、同じ部署のエースさんがわたしの書類受けをいじり始めた。
何かを探しているようすだ。
なんだろう。エースさん宛のFAXでも間違えて持ってきちゃったんだろうか、わたし。
受話器を置きながらエースさんのほうを向くと彼は言う。
「作ってって頼んだ書類さあ、早くやってくんない?」詰問風味。
とうに作って彼の書類受けに入れておいたわたしは
「新しく作ったのと元になっているの、両方ともエースさんの書類受けに入っていますよ。」と
その受箱を手で示しながら言った。見ていなかったのかな、だいぶ前に入れておいたんだけどな。
いぶかしく思う気持ちは笑顔の下に隠すことにする。すると、
「あ。」
エースさんの口から出たのは、あ、のひとことだけだった。
自分の受け箱を探さず、相手に詰めより、自分のところにあったと知って、「あ。」そして彼は
自分の仕事に戻る。わたしも無言で自分の仕事に戻る。あ、に対して適切な返事は
あいにく持ち合わせていない。
ありがと。
いや、あるいは
ごめん、慌てちゃってさ。 とか。
そんな言葉があれば、きっとわたしも「ありますあります、そういうこと」とかいう
ありふれたことばを口にするのだろう。
そしてそれぞれの仕事に戻った瞬間に脳みそから消えてしまうできごとだ。
でも、ひと言足りなかったというそれだけでわたしに何かをうっすらと残す。
一瞬だけれど、心地よくはない何かだ。あーあ。
「あーあ」の日々もあと残りわずかである。
みんな、言葉が足りないんだ。俺も含めてなんだけど。
今は会うことのないダンディMが、2年前に見せたはにかみ笑いが懐かしい。
*この日記は昨日からのカニィ夫との「間違い電話談義」から派生しています。わたしの中では。
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